この一週間は世界1のゴム練り会社HEXPOLとそのHEXPOLが買収したPreferredCompoundingの各工場を回りました。HEXPOLはスウェーデンの会社ですが、売り上げは米国でのゴム工んパウンド事業が50%以上を占めます。当社加藤事務所は、このHEPOLとその傘下のPreferredCompoundingの日本での代理店をしています。2社が合併したので、それによりコンパウンドの価格が不当に上がらないように、監視?調整する役目です。日系向けでは合弁による値上げはしないと言質をとってあります。北米トップ2社が合併してどうして独禁法に違反しないか?いろいろ理由を聞きました。さすがアメリカです。
日系大手ユーザー2社を訪問して、状況説明、また2020年契約の下準備打ち合わせです。両社のトップの方にお会いできました。
HEXPOLのバートルラバー工場は、30年ぶりに訪問です。いままでは加藤事務所にとって、敵同士でした。加藤はELASTOMIX USAのGM時代、そしてこの数年間PreferredCompoundingの代理店をしていた時も、常に競争相手はこのバートンラバー(HEXPOL)でした。それば2019年7月に買収合併になりました。昨日の敵は今日の友。いままで散々シェアーを奪いあっていた同志が一緒になるのですから、これはアメリアです。加藤もHEXPOLの幹部、各工場長にこの30年の歴史を話すたびに、お前がELASTOMIXUSAとPreferredCompoundingの日本エージェントの加藤か。お前には散々苦しめられたと笑われました。
HEXPOL-Preferred社では三井化学のEPDMも使用しています。
HEXPOL傘下のGoldKeyProcessing工場はアーミッシュが多い地域にあります。最近の文明を嫌い、昔ながらの、電気のない生活をしている人たちです。(写真のとおり馬車で移動します)、その人たちが、自動車部品であるゴムコンパウド工場で働いています。通勤は自家用車ではありません。ちょっと矛盾しているのでは?でも働くこと自体はいいそうです。最近のアーミッシュの人は携帯電話も持っています。太陽光発電で充電するからいいそうです。
週末に米国からブラジルサンパウロに移動しました。下の写真はブラジルの首都ブラジリア上空からの写真です。これからブラジルNo1のゴム練り会社ZANAZFLEX社(取引先)に訪問します。
ブラジルはエタノール燃料がガソリンスタンドで販売されています。2019年はサトウキビから3000万KL、とうもろこしから134万KLの自動車燃料を生産するとか。政府の政策でエタノール燃料が安く設定されています。2.45リアル/Lだと、約¥66/Lでもガソリンより燃費(馬力)は悪くなります。