ゴム原料、製品 輸入通関統計

このサイトは、財務省税関局発表の貿易通関統計を使って、ゴム原材料やゴム製品の品目別、メーカーの国別、月別の輸入量と輸入価格をご覧のみなさんが調べるためのサイトです。 以下の手順で、サイト上で通関統計を入手して、ごらんください。

まず、こちらをクリックしてください。財務省税関局 貿易統計検索のページにつながります。 そこで「＜品別国別表＞」を選択し、輸入の欄を選択し、ご覧になりたい年、月を選び、下記の表をみて、ゴム原料の品目別の輸入統計番号の９桁の番号（例えばＳＢＲなら、４００２１９０１０）を入力し、国指定を全対象指定として、上の検索のボタンをクリックします。すると、表が出てきます。これが、品目別のその月の輸入通関データです。原産国別にその月の輸入量（重量または個数）、金額が合算されて表示されています。中央の２つの数字は、左がその月の輸入数量で単位は左の方に表示されているとおり、化学原料ではkgで、タイヤでは、第一数量項目が個数、第二数量項目がkgです。中央右はその月の輸入ＣＩＦ金額の合計で、単位は１０００円です。 また、右端の2つの数字は、その年の年初1月からその月までの、累計の輸入量（ＫＧ、又は個数）とＣＩＦ輸入累計金額（単位１０００円）です。 これで、その月（または年初からの累計で）原産国別の輸入量と金額がでます。金額を輸入数量で割れば、ＣＩＦ輸入価格（￥／ｋｇまたは￥／個）がでます。 業界の人であれば、原産国がわかれば、メーカー名は容易に類推できれるでしょう。（合成ゴムの世界のメーカーのリストとゴム種のリストはこちらをクリックしてご覧いただけます）

注：ここに表示されている輸入金額（価格）は、 ＣＩＦ価格であり、ＣＩＦ価格とは、日本の港に着くまでの、品物代＋海上保険料＋船運賃を含んだ価格です。 これに輸入関税、輸入手続き費用、通関料、国内運賃、保管料、金利、輸入商社利益等が加算されて、いわゆるユーザーへの持ち込みベースの輸入品の取引き価格となります。またこの統計では、いわゆるゴム原料ポリマーのほかに、他の用途に使用する原料で、成分がＳＢＲとかＮＢＲとか、カーボンである製品も含まれて合算されて表示されています。よってこれらの数字はあくまでも参考であり、輸入原料ポリマーの価格をずばり表していないこともあります。

その他のゴム原材料、ゴム製品の輸入統計品目番号については、加藤事務所まで、メールにてお問い合わせください。
加藤事務所：メールアドレス kato0001@ba2.so-net.ne.jp ここをクリック

参考：平成12年１－４月の累計統計から調べて、主なゴム関連材料とタイヤの中で、輸入量の多いものを中心に輸入ＣＩＦ価格を計算してみました。 原材料はそのほとんどがタイヤメーカー向けの輸入でしょう。 原材料とタイヤのメーカー名はその原産地からおわかりになると思います。 ゴム原材料については、その輸入数量が、一ヶ月あたり千トンをこすものも多く、タイヤ工場向けに、コンテナ単位で多量に購入されている材料の大口契約価格であると見られます。またこの価格は、上記で述べたようにＣＩＦ日本港での価格であり、輸入関税、輸入手続き費用、通関料、国内輸送運賃、保管料、金利、輸入商社利益（またはメーカーの日本法人の利益）が含まれておりません。一般的には、これらのコストは、￥２０－４０／ｋｇぐらいかかると予想されますので、この価格からみて、現在の国内品のゴム材料の価格（一回のデリバリーが５トンぐらい）が高いか安いかは、一概には言えません。国内の材料は、小口の配送が可能でそのコストが含まれており、かつ９０－１２０日後の決済である手形取引ベースでの価格であるからです。

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