先週、中国商務部は、EPDMの輸入アンチダンピング税調査を始めると発表しました。対象は、韓国製、米国製、EU製のEPDMで、日本製EPDMは対象になっていません。PETROCHINA傘下の吉林石化のEPDMとSINOPECのEPDM(三井化学合弁)の申請により調査が始まったと言います。
昨年はNBRのアンチダンピング税が決定して、韓国製、日本製NBRの大幅なアンチダンピング税がかかりました。
KUMHO,SK, LOTTE, DOW,EXXONMOBIL、VERSALISが 相当安く中国市場にでまわっているということでしょうか? いやNBRのケースと同じように、中国EPDMメーカーが採算UP、稼働率UPのために、わざと輸入アンチダンピング税をかけるように政府に圧力をかけ、さらに、米中貿易戦争の中、米国製EPDMの輸入を阻止するために、この時期調査を始めたということでしょうか?後者のような気がしますが。 NRBのケースでは調査を始めてから、10ヵ月ぐらいで決定しました。
中国の日系ゴム会社は日本製EPDMを使用しているケースが多いと思いますが、JSR系列のKUMHO製EPDMがどうなるか気になります。
6月21日の日本経済新聞朝刊の天然ゴム市況で加藤事務所のコメントが出ました。以下のとおり。
天然ゴムRSS3は価格がピークを迎え、今後は下がる可能性がでてきています。TSR20の価格が需給バランスを反映している気がしますが。
6月29日は前日本ゴム協会長の東工大高田十志和教授の退職記念パーティーに出席、元日本ゴム協会長の住友ゴム工業中瀬古前常務の乾杯でスタート、現日本ゴム協会長の京大竹中先生もご出席。私も関東支部幹事ですが、関東支部幹事の皆さんもいらっしゃいました。
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