コンサルティング加藤’s EYE原材料(ゴム薬品)

自動車EV化でゴム材料はどうかわるか?

今後の自動車部品の変化、電動化、燃料電池への対応でどんなゴム材料が伸びるか? というテーマで今週、関係者といろいろ話してみました。そのなかで気が付いたことですが、キーワードは、

軽量化(燃費を上げるには、車の軽量化だ。ゴム部品を小さくする。比重を小さくする材料。)

高温化(エンジンルームが狭くなり、また騒音規制でエンジン回りをカバーで囲み、内側に熱がこもる、また電動化で、電池、駆動装置が意外と高温になるため、そのため 高温、または、長時間そこそこの高温になる)

難燃化 (電気部品でスパークが飛ぶかも、燃えては困る、ゴムにカーボンブラックが使いずらくなる?、無機フィラーか?でも重くなる)

高トルク化(電気モーターはいきなり高トルクで回りだす。それにもつ材料を)

高周波数化(電気モーターは、今のエンジンの回転数よりもっと高い周波数で回る。よって10倍ぐらい高い周波数の振動を吸収する必要がある。

よって防振ゴムの吸収すべき振動数が代わる。もっと硬い材料?周波数特性がちがう材料?)

水素透過性(そもそもゴムは高圧水素がすかすかに通過し、膨潤する。よって燃料電池の水素が流れるシール材は特殊なものになる。フッ素で特殊配合か?いままで水素透過性など考えてもいなかった)

電磁波遮蔽性(電気部品、モーター、インバーターから出る電磁波を周りに出さないに)

こうしてみると、 材料もいろいろかわるかも。シリコーンゴム、フッ素ゴム、エラストマー、耐熱性がいいゴムに注目されています。また部品の小型化、軽量化は避けらせません。