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紀元前に天然ゴムを使った球技があった メキシコに見に行ってきた

 1839年にCharlesGoodyear氏によって生ゴムが硫黄と熱で加硫して弾力性のあるゴム製品ができること、いわゆる加硫が発見されてからゴム産業が発展していったことになっていますが、それより2000年以上前に天然ゴムが使われていました。それは球技のゴムボールとして、マヤ文明時代に使われていました。 ということを文献で知って、興味をもっていました。

そこで今回メキシコ出張の休日を使って、その球技をした球戯場とゴムボールの実物を見に行きました。メキシコ ユカタン半島の先端部近く、世界遺産のチチェン・イッツァ遺跡です。

この遺跡に球戯場があります。かなり広い運動場で左右に壁があります。

ここに2組のチームが、天然ゴム製のボールを腰で打って、両側の壁にあるリング状のところをボールを通してゴールとなります。ゲームというより、儀式であったという説もあり、勝利したチームのキャプテンは首を切られて神にささげれれるとか。

そのリングは相当高い場所にあります。よくそこまでボールを腰であてて持ち上げたと感心。

そのボールが下の写真です。ずっしり重く3㎏ぐらいあります。芯まで天然ゴムのようです。空気入りボールではありません。臭いをかぐとまさに天然ゴム(3Lらしい)の臭いです。天然ゴムラテックスから作られ、未加硫状態です。当社が販売している天然ゴムベールの臭いです。

YOUTUBEにその球技の様子がありました。https://youtu.be/_ZYpRsxqfFg をみてください。ボールの作り方も出ています。

天然ゴムが今から2000年以上前(3600年前?)から採取され、ボールの原料として使われていたとはびっくりです。さらにその本物に触って、弾んでみてきました。