お知らせ加藤’s EYE

新年のご挨拶

旧年を振り返れば、天然ゴムの世界においても、欧州で発効されたEUDR(EU Deforestation Regulation:森林破壊防止規則)で大揺れした挙句、結局1年延期になって関係各所で怒りの声が沸き上がりました。さらに世界ではコロナ禍から脱出し、モノ不足は解消を見せたものの、実際のところ合成ゴムが15年ぶりの高値になるなど、激動の年であったと感じております。

こんな大波の一年でしたが、お陰様で加藤事務所は先取りの情報収集が功を奏し、なんとか無事に乗り切ることができました。これもひとえに皆様のお力添えの賜物と深く感謝いたしております。誠にありがとうございました。

一方新年に目を向けると、紛争の絶えない世界情勢やカーボンフリーに代表されるSDG’sの行く末を鑑みると、旧年にもまして大きな変革や事件が生じる、まさに不確定な時代に突入することが予想されます。

そんな時、はるか高校時代に学んだ『論語』の言葉がふと思い起こされます。

『先行其言、而後從之 / 先(ま)ず其(そ)の言(げん)を行(おこな)い、而(しか)る後(のち)に之(これ)に従したがう』子貢が君子について孔子に尋ねたときの言葉です。

「先ず言うより先に行動する。言葉は行動のあとでよい」孔子は言葉よりスピーディに行動することの重要さを説いています。まさに、これからの変動や変革を乗り切るためには、確かな情報に基づき、常に対応策を考え、機敏に動けるビジネスマンであることが、より一層求められる年になったと言えそうです。

加藤事務所は、そんな『論語』の言葉に習い、旧年に増して正確な情報をより早く入手・分析し、予測される変動・変革・事件に機敏な行動を起こし、より良いビジネスを皆様にご提供できるように頑張ります。

本年もよろしくお願い申し上げます。

令和七年 元旦

株式会社 加藤事務所
代表取締役社長 加藤進一