2019年に入り1か月がすぎたが、天然ゴム、ブタジエン(合成ゴム、SBR,BR、EPDM)の国際相場は落ち着いています。現在は天然ゴムは RSS3 シンガポールUS$1.60/kg,ナフサ国内¥40500/KL(現在相場MOPJから計算)、ブタジエン$1200/MTと12月とあまり変化ない。ざっというと2018年春と同じレベルで、18年後半の原油高によるゴム原材料の高騰はもとに戻ったような状況です。今後はとなると、原油次第ですが、天然ゴムRSS3は国内価格は12-1月は期近受け渡しが例外的に高かったがこれも収束するであろうから、今後はRSS3も¥190/kg東京大口渡しぐらいになるでしょう。天然ゴムの産地では、まだ価格が安いのでもう少しなんとかしてほしいとの圧力があります。ただ中国の天然ゴムの買いが消極的なので、今後の米中貿易戦争に行方と中国の景気浮揚策に注目です。EPDMはDowのアジアでの安値攻勢と サウジアラビア製EPDM品の安い価格が気になります。ゴム会社からみると価格が落ち着いてほしいと思います。
ゴム原料の価格は落ち着いて [材料相場、需給]
2019-02-030

関連情報
2022-11-050
ベトナムに行ってきました
10月中旬にベトナムとシンガポールに出張しました。コロナの後初めて当社合弁会社ベトナムVRGJAPANでの打ち合わせです。天然ゴム農園と天然ゴム工場に行き、打ち合わせ。その後VRG本社(ベトナムの天然ゴム生産の35%を担う、ベトナムNo1の天然ゴム会社で、当社との間で合弁会社を持っています)で同社の副社長と打ち合わせ。今後世界のタイヤ会社では、 サステナビリティ、CSR, が重要になるので、ぜひ
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2020-05-090
欧米はゴム産業が徐々に再開か、化学工業日報5月7日一面インタビュー記事
ヨーロッパのタイヤ、ゴム製品メーカー、ゴム機械メーカーはどんどん工場再開を始めています。徐々に産業界が再開の動きを進めています。
北米もトランプ大統領の意向もあり、工場再開の動きがでています。中国のタイヤ工場を含め再開してますが、まだ稼働率は50%強ぐらい。
原料の天然ゴム、ブタジエン価格を見ると、まだ世界の需要が全然戻っていないように思えます。最悪期は過ぎている感があるが。
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