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もはやゴム産業でも「SDGs」は見過ごせない!

昨今、ゴム産業にも「SDGs」の動きが広まってきました。国連が提唱する「環境への配慮」「労働環境整備」「貧困をなくす」「質の高い教育」「ジェンダー平等」「海洋資源を守る」「自然破壊をなくす」「持続可能な経済成長と生産的な完全雇用」「働き甲斐のある人間らしい生活」「マテリアルリサイクル」等、ゴム産業においても、これらの目標に合わせたゴム原材料・ゴム製品の製造が求められています。

そもそも、「SDGs」とはいったいどういう活動でしょうか。

SDGsとは「Sustainable Development Goals」(持続可能な開発目標)の略です。持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年9月の国連サミットで採択された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール(※1)・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

SDGsと天然ゴム

しかしながら、天然ゴムの場合には、実際どの農園がどのように天然ゴムラテックスを生産しているのかが不明な場合がほとんどでした。「自然破壊がない」「労働環境が守られている」「児童強制労働をしていない」ゴム農園でラテックス原料を作っているかどうかが確認できていなかったのです。SDGsを推進するためには、SDGsに合致した天然ゴム原料の生産を行っている産地が、明確に確認できることがとても重要なポイントであるといえます。

SDGsとVRGJAPAN製 天然ゴム(ベトナム)

㈱加藤事務所が出資する「VRGJAPAN(ベトナム)」では、どの農園の天然ゴム原料を使用したか確認し、天然ゴム1袋づつの包装にその農園・工場名を明示した天然ゴムの販売が可能になりました。これは世界初の試みです!この天然ゴムを使用する事により、天然ゴム製品として、原料から、製造まで、SDGsを考慮した製品を生産販売することができ、他社と差別化できるゴム製品を提供する事が可能になります。

VRGJAPANとは

VRGJAPANは、ベトナム最大の天然ゴム会社ベトナムラバーグループ社とJTC(株)と(株)加藤事務所3社の合弁会社として2015年ベトナムホーチミン市に設立されました。傘下には天然ゴム工場が、ベトナムに40工場、子会社でカンボジア工場、ラオス工場があり、年間40万トン以上の天然ゴムの供給が可能です。現在VRGJAPANは、臭いの少ないSVR 5Sグレードを開発し、日本のタイヤ会社、ゴム会社向けに高品質な天然ゴムをベトナムから供給するとともに、ラテックス、天然ゴム木材チップも販売をしております 。

SDGsへの取組み可能な天然ゴム

VRGJAPANでは原料であるラテックスの天然ゴム農園を確認し、ゴムのベールに原料の農園名をプリントした「SDGs天然ゴム」を開発し供給を始めています。ベールに農園名、採取日をプリントすることにより、実際の天然ゴム農園が確認でき、SDGsを推進する農園からの原料だけを使用した天然ゴムです。これによりゴムの木、農園まで原料をトレースできる、画期的な天然ゴムが供給可能になりました。現在供給可能なグレードは、CV50、CV60、3L、L、です。今後RSS3、SVR10にも適用してゆく予定です。