4月16日に日本ゴム協会にてWEB上にて、年次大会参加予定の会員に対して 「コロナウイルスの世界のゴム産業に与える影響」というテーマにて1時間講演しました。42ぺージ分の講演で写真のとおりのテーマで話しました。日本ゴム協会としても、WEB上での講演は初めてのやり方です。
講演の内容にご興味の方は日本ゴム協会にお問い合わせください。5月の年次大会の参加申し込みされた方(参加料をお支払いされた方)向けの特別講演です。そのごく一部は以下のとおりです。
oマイナス面
1)自動車生産が大幅に減る(世界で2020年8900万台が20%減、日本では10%減) タイヤ、自動車ゴム部品が減る。急激な減収で、自動車ゴム部品メーカーは利益がなくなる
2)天然ゴム、ブタジエンが大幅安、天然ゴム生産の持続可能な生産が難しくなる
3)2020年前半は企業の経費予算が大幅削減
4)在宅勤務になり、社外人と面会できない
5)学術面では、大学での実験ができない
6)対外会議に参加できない。会議が中止になる
7)押印、サインのために出社せざるを得ない
oプラス面
1)ゴム製品でウイルスと戦う
手袋、防護マスク、医療機器、シール材
2)Web会議が広がる。これはチャンス?
3)働き方、仕事のやり方が変わる?
4)SDGsの推進 (パートナーシップで乗り越えよう)
イノベーションで乗り越える。
なんとかして 立ち向かいましょう!
ゴム業界の皆さんに聞くと、大手会社は生産部門は継続していますが、それ以外の本社部門、営業、管理、技術部門はほとんど在宅勤務に移行、中堅ゴム会社も生産部門以外がかなり在宅勤務に切り替わっています。中小ゴム会社も営業、管理は在宅勤務、面談はZOOM等のWEB会議でという会社が増えてきました。
ゴム原材料商社も周りを聞くと、かなり(ほとんど)営業、管理部門も在宅勤務になっています。いまだに社長の意向で在宅勤務をしてない材料商社があるそうですが、ちょっとまずいのでは? やってみれば、商社はとりあえず、在宅で業務ができます。セキュリティの問題も管理方法はあります。
皆で乗り越えましょう。