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マレーシアで国際ゴム産業会議&展示会に出展

8月26-28日にマレーシア、クアラルンプール市内コンベンションセンターで開催されたInternational Rubber Iindustry Conference & EXPOに参加し 出展してきました。これは2年ごとにマレーシアクアラルンプールで開催されるゴム関係、材料メーカー、機械メーカー、ゴム製品メーカー、協会、政府ゴム関係者の展示会です。今回は90社ほどが参加、そのうち30社は中国ゴム材料ゴム機械メーカーで2年前より増えた気がします。中国でもゴム材料が売れずそれをアジアに積極的に売ろうということなのでしょうか? 主催はマレーシアゴム製品製造協会で、協会長のYeawさんは加藤の昔からの知り合いです。

加藤産商加藤事務所グループでは、マレーシアのゴム練り会社埼光ゴムマレーシアが出展して、コンパウンドの拡販と 強アルカリイオン水(油脂汚れ洗浄、金型汚れ?、殺菌、工場床掃除)の説明、サンプル配りをやっています。

また日本ゴム協会が来年日本の愛知県で開催のIRC2026 AICHI 国際ゴム会議と展示会のPRブースも設営して、私もPRをしています。

ARLANEXEOシンガポールのアジア技術部長やCABOTアジアの代表者といつも会うひとに挨拶。ゴムの景気はどうかと情報交換です。

開催に際して、マレーシア政府プランテーション、商品省の大臣がオープニングスピーチをしました。

マレーシア政府はゴム産業(どちらかというと自動車部品ではなく、一般工業用品 と ゴム手袋、さらに鉱山用ゴム部品が中心です)の発展を後押しするとともにサステナビリティにも配慮する、天然ゴムはカーボンエミッションで効果があるので、これも強み。 という話でした。

この展示会大会の会長はMr Loh Yoon Hon で埼光ゴムマレーシアの副社長です。私が彼の上司の上司になります。

展示会だけでなく、以下のとおり技術発表、ゴム産業の解説、ゴム産業の未来について講演もあります。

オープニングスピーチはマレーシアゴム製品製造協会のYeaw会長です。

今回日本ゴム協会は、IRC2026愛知の広報宣伝で、マレーシアゴム製品製造協会と提携しました。

26日の晩にはマレーシアゴム製品製造協会主催の夕食会があり、インターコンチネンタルホテルで600名ほどの着席での夕食です。マレーシアのゴム関係者(材料メーカー、商社とゴム製品製造会社と関係団体のトップ)が全員ここにいるという感じです。加藤はVIP席で 副大臣、ゴム製品製造協会会長の近くの席でした。これは日本ゴム協会会長の代理ということだったのでしょう。となりはマレーシアゴム手袋協会会長、マレーシアゴム評議会会長、中国ゴム展示会会長、マレーシアプラスティック協会会長らでした。

中央がマレーシアゴム製品製造協会Yeaw会長とプランテーション商品省副大臣です。

加藤産商マレーシア(KASAN CORP MALAYSIA)の高梨社長も感謝賞状をもらっていました。

日本の㈱タケチのマレーシア会社の石橋社長も感謝状を授与されていました。

今回の会場はクアラルンプールの中心部  有名なペトロナスタワーの近くの国際展示会場です。

展示会2日目の様子です

意外と女性の参加者が多い

会場では セミナーも開催されている。マレーシアは 近年 家電、電子部品はマレーシアから、ベトナムやインドネシアに移動していったが、鉱山関係、石油掘削関係のゴム部品は意外とさかんです。埼光ゴムマレーシアゴム練り工場もその分野のユーザーがたくさんいます。

おもしろい話がありました。

上記の写真をみると、出展ブースに出展会社の国の旗があります。マレーシアの国旗以外に台湾、中国、日本の国旗が出展ブースの上に掲げられています。

中国の出展社から「中国と台湾の国旗を同じ会場に表示するのはおかしい。許せない」との強いクレームがありました。仕方がないので、あす展示会3日目から、これらの出展ブースにある国旗をすべて撤去することに決定しました。これなら平等で、文句はないでしょう。ここは ゴム関係の展示会なのですが、ここでも国際問題が発生しています。来年国際会議を主催する日本のゴム産業ゴム学会(協会)からみても、難しい問題です。やれやれです。比較的平和な日本からみる国同士の政治問題は難しい。ゴム協会、ゴム産業界として、次のIRC2026AICHIでは、この問題について気をつけなければいけません。