マーケット加藤’s EYE製造機器

総合紹介講演会でポストコロナの新サービスを発表、 天然ゴム価格上昇中

10月12日には日本ゴム協会関東支部総合紹介講演会で加藤が「ポストコロナで注目の新技術新サービス」という発表をしました。

非接触検温端末機(カメラで顔を認識して顔の温度を測り、顔写真と温度を記録、設定温度以上でアラームを出す)、海外機械メーカーとZOOMで結び、出荷前の機械の検査をする。納入した機械の調整をオンラインでやる。メンテナンスもリモートでやる)、加藤事務所が 海外会社と日本の会社を結び、同時通訳しながら オンラインでの打ち合わせをするサービス業務、オンライン工場見学も。その他を紹介しました。当社もすでに何件もこの半年このような仕事をしています。

天然ゴムの価格が上がってきています。いつもと違うのは、RSS3だけが上がり、タイヤがよく使うTSR20グレードはそのほど上がってきていない。その差は¥50/kgもあります。つまりラテックスグレードが足りない。中国のタイヤメーカは好調。タイ、インドネシア、マレーシアの9月末の天然ゴム関係者の会合では、天候不順、コロナでラテックスのゴム農園での採取がうまくいかない(これはマレーシア)、さらに木の病気の懸念が議題にあがったとか。ベトナムでは政府がラテックスをまずはコロナ対策のゴム手袋原料に確保しているため、一般のタイヤ、ゴム製品用にラテックスが足りなくなった。しかしちょっとRSS3の価格は高すぎると思う。中国で、ファンドの金が流れ込んだか? 

しかし天然ゴム従事者はやっと価格が採算が取れるレベルにもどってきたと喜んでいます。サステナビリティを考えると、この価格レベルが適正なレンジだと思う。決して高くない。

ブタジエン価格もじりじり上がってきた。しかし今年は中国で大きなブタジエン工場が新設されてきているので、需給が緩むと思うが。

三菱商事がカナダのArlenxeoのブタジエン工場を買収することで合意。合成ゴム工場の買収ではなかった。

このところ毎週、名古屋、関西、広島に出張している。乗った新幹線がN700Sの新型。コンセントがすべての座席にあり、背を倒すを座面が下がるのでゆったりできる。