マーケット調達、購買資材

米国ハリケーンのゴム業界への影響9月3日現在

米国ルイジアナ州を8月末に襲ったハリケーン「アイダ」の影響がゴム業界にも広がってきています。
9月3日に加藤事務所がつかんでいる情報は以下のとおり。

Dow EPDM: ハリケーンに備えてシャットダウン中であるが、来週6日以降再スタート予定。(原料供給、電源供給がうまくいけば)そもそもDOWの EPDMは玉制限中でした。

EXXON EPDM: プラントは無事で、倉庫からの出荷は再開。ただし生産プラントは窒素が供給停止中。まもなく生産開始か?ただし現在EXXONは 一般ゴム用へのEPDM供給は限定的で、ほとんどはTPVの原料にもっていかれている。

LIONCOPOLYMER EPDM: 電源が再開したが、原料エチレン、プロプレンがまだ供給停止中。来週にはなんとかなりそう。 生産ライン自体はハリケーンに備えてシャットダウンしていた。ただ10月には3週間の定修ある。

デンカ(米国工場) CR: 電源供給が止まり、9月2日にフォースマジュール宣言を出して、すべての出荷を停止された。9月中旬に定修があるので、定修がおわるまでこのまま生産停止することになろう。

CABOT カーボンブラック: 電源供給停止で止まっていたが、再開予定、だたし通常運転までは時間がかかりそう。

その他:米国の自動車工場も半導体不足で、減産がつづいています。

GM:なんとか稼働を維持している。FORD;半導体不足で減産が続く。ステランティス(クライスラー):生産状況が不安定。日産:部品不足で2週間停止。 

EPDMは米国でも調達が難しくなっています。

カーボンブラックが原料オイルが7月からやや下がりだしているので、今後は価格が下がりだすのではと期待できます

LION COPOLYMER GEISMER EPDM工場
ハリケーンで停止中のLIONCOPOLYMER社EPDM工場

お台場のオリンピック、パラリンピックの聖火台を見にいってきました。これぐらいを見に行かないと東京でオリンピック、パラリンピックをやっている実感がありません。水素と酸素を燃やして炎をだしていますが、本当は無色の炎になってしまうので炭酸ナトリウムを添加してオレンジ色にしているそうです。朝早く行ったので、見学者はだれもいませんでした。

9月5日会社(日本橋兜町)のすぐ近くをパラリンピックの男女マラソンが通過しました。車いすクラス 速い!

男子マラソン 車いすクラス 11KM付近 日本橋兜町付近
男子マラソン 車いすクラス 日本橋兜町付近
男子マラソン 視覚障害クラス