マーケット加藤’s EYE製造機器調達、購買資材

ゴム機械設置工事に忙しく、ゴム材料価格がまだまだあがりそう

株式会社加藤事務所の加藤は1月から加藤産商株式会社の代表取締役社長の加藤進一にもなりました。両社の社長を兼務していますので、毎日両方の会社の仕事をしています。ご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
両社の社長になることはだいぶ前からわかっていましたので、加藤事務所で担当する仕事はなるべく昨年12月中に完了させようとやってきましたが、台湾からの機械の輸入納入は、台湾メーカーに電気機器の納入されるのが遅れ、また新型コロナの影響で機械の完成が遅れ、結果12月納入が1月納入になってしまいました。この2か月間に、台湾からゴム押出機、カレンダーヘッド、SPM、ニーダー、フィーダールーダー、スキップコンベアーを納入し、すべての納入立ち合いをして、さらに台湾からエンジニアが来日できないので、やむを得ず配線工事を加藤が担当しました。写真のとおりの機械です。かなりの機器はすでに稼働を始めています。
ゴム原材料の価格がまだまだ上がりそうです。昨年12月20日の加藤による日本ゴム工業会での原材料関係の講演では、今年の2-4月が価格のピークになるであろうと説明しましたが、その後の原油価格のさらなる高騰と円安の進行により、5月以降もさらに合成ゴム、カーボンブラック、プロセスオイル、可塑剤の価格が上がる可能性が大きくなってきてしました。ブタジエン価格も1月に底を打って、2月から徐々にUS$1000/MTを目指して上がり始めています。予想通り、ゴム薬品価格の大幅値上げが始まりました。
国内タイヤの値上げが発表されました。ブリヂストンもやっと値上げに動いたのは、今後もゴム原材料の市況価格が上がることを見極めてからの、タイヤ値上げの決定だったと思います。
原材料のタイト感もまだまだ続いています。フッ素ゴム、シリコーンゴム、VAMACゴム、EPDMとまだまだ納期遅れ、玉制限が世界中で続いています。6月までは解決しない。いや秋までつづくかもしれません。ただ今のタイトな状態が仮需要も含まれいるので、実際の本当の需要量がわからなくなってきています。ゴム会社の購買担当者と商社の営業担当者は納期対応で疲れ切っています。
まだまだ問題多い、次から次に問題が発生しそうな年ですが、頑張ります。天災による供給不足をこれ以上起こらないことを祈るばかりです。

SPM
SPMをトラックから降ろす
フィーダールーダー押出、造粒機組立中
押出造粒テスト中
出荷前75Lニーダー