ナイアガラの滝からシカゴへ飛ぶ商社マン。雄大な自然に触れた後に、人間の夢と野望にまみれた街に飛び込むのですから、これから見舞われる狂気と幻想も半端ではないはず…。商社マンの精神状態もちょっと心配ですが、とりあえずその様子を覗いてみましょう。 2013年10月某日 ナイアガラの滝
続きを読むこの商社マンにとっては、アメリカへの出張は日常茶飯事。それは国内で仕事をこなすのと同じで、何ら特別なことはありません。しかし、本当にそうでしょうか…。アメリカという地にいる限り、しらずとその精神と感性がアメリカチックな色に染まっていることに気付いていないのかもしれません。その色とはまさに「狂気と幻
続きを読む2021年11月9日に三井化学がEPDMの¥40/kg以上の値上げを発表しました。これはナフサリンクでの価格変動とは別に特別に値上げをするという意味です。値上げ理由は「プラント高稼働を継続しているが、設備維持・補修コストの上昇に加え、原材料、副資材、物流費などの高騰により、EPT事業の採算を大きく圧
続きを読む原油価格が上がり続け、それにつづいて輸入ナフサ価格(US$ベース)があがります。さらに円安もあり国内ナフサ価格がどんどん上がっています。こうなると合成ゴム価格(ナフサリンク)も上がります。 11月にはEPDM、SBR, NBR、CRの価格が上がります。さらに2022年2月から以下のナフサ価格水準
続きを読む今日の出張先はドバイ。1泊2日の出張であったにもかかわらず、仕事に観光に大忙しの滞在は相変わらず。しかし今回は、世界でも贅を尽くした都市で知られるドバイだからこそ、ちょっとした淡いホームシックを感じたようです。出張族の商社マンには珍しい出来事ですね。早速お話を聞いてみましょう。 20
続きを読む2021年9月後半から、中国のゴム原材料マーケットがどうも大変なことになりつつあります。中国政府の命令で、脱炭素のために、電力消費が大きな工場が強制的に停止命令、90%減産命令がでています。そのため、金属シリコーンの生産が大減産、またゴム薬品(老化防止剤、加硫促進剤、またそれらの原料)の生産が大幅
続きを読む今日の出張先はブラジル・サンパウロ。今回は珍しく出張のついでに、観光を楽しもうと衝動的に世界有数の観光都市リオデジャネイロへ足を延ばしたようです。季節も逆の日本の裏側で、この商社マンは日本を忘れ「ブラジル人的」な観光を十分楽しめたのでしょうか。早速お話を聞いてみましょう。 2012年
続きを読むもし住友化学が日本でのEPDM生産をやめてしまったら? という仮定の話をすると。(2021年8月26日) 2021年8月下旬現在 世界中でEPDMの供給がタイトになっています。昨年新型コロナで合成ゴム需要が減ると思い、EPDM各社は製品在庫を減らしました。しかし秋以降需要が急速に戻り、さらに三井化学
続きを読む最近「脱炭素への取り組み」というキーワードが多くみられるようになりました。それは、2020年10月に菅義偉首相が述べた「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする。すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」という所信表明から端を発しています。しかしながら、そ
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